【富士学院が解説】医学部に合格するために行っておくべきこと

(1)センター試験で確実に点数を取っておく必要がある

医学部は様々な大学の学部の中でも非常に合格率の低いものです。

そのため多くの学生は自分なりに様々な工夫を凝らし、十分な準備をして臨むものですが、その準備の方法を誤ると試験で実力を発揮できないことになるため注意をしなければなりません。

一般的に国公立大学の医学部はセンター試験を経てそれぞれの学部の二次試験に合格しなければならないのですが、二次試験の結果だけではなく、センター試験の結果が反映されるほか、様々な内申書の偏差値なども十分に加味されるため、計画的に準備をしておかなければならないのです。

これは現役だけではなく、浪人し富士学院などの医学部予備校に通う場合も同様であり、長期的に十分な準備をして試験に臨むことが必要となっています。

医学部の入試問題は、決して特殊なものではありません。

特にセンター試験の場合には他の学部の受験生と同じ問題を解くことになるため、学力的には他の学部の受験生と同じレベルでも十分に合格ラインに到達できるものとなっています。

しかし、このセンター試験で確実に得点を稼いでおかないと、二次試験で大きなハンディキャップを背負うことになるため注意をしなければならないのです。

また医学部の場合には合格ラインが高いためちょっとしたミスも命取りになり、足切りにあって二次試験を受験することができなくなってしまう場合も少なくありません。

そのため、他の学部の受験生と学力レベルは一緒であっても、一つ一つの問題を確実に解くことができる集中力を養わなければならないのです。

従って、合格を狙うためには、はじめは学力よりも集中力を十分に養うことが必要となります。

(2)早寝早起きで時間のサイクルを良好にしておこう

集中力を養うためには自分なりの学習方法をしっかりと身に付けるとともに、特に時間に関するコントロールを自分自身で確実に行うことができる能力を身に付けることが必要です。

受験生の場合には夜遅くまで勉強をして、出来る限り知識を詰め込もうとする傾向がありますが、これは逆効果となることが少なくありません。

夜遅くまで勉強をすると、次の日の朝に寝不足のために集中力が伴わなくなってしまい、午前中の学習内容が頭に入らなくなってしまうことも多いのです。

一般的に試験は朝早くから行われるため、試験の時間に集中力を最大限に発揮できるようなサイクルを早くから身に付けておくことが必要です。

そのためには日ごろから夜遅くまで勉強をせず、基本的に夜は早く就寝をして朝早くから勉強をする癖をつけておくことが1つのポイントになります。

さらに、ダラダラと同じ科目の学習を続けないことも重要です。

試験は一定の時間内に問題を解かなければいけないことになるため、その時間内に学習の区切りをつける癖をつけることが必要となります。

限られた時間の中で集中して学習をすることを繰り返すことで、時間の配分やポイントを集中的に吸収することを繰り返して習得するのです。

さらに、試験は1日の間で様々な科目が行われるため、時間を区切って頭を切り替えるようにすることも、一つ一つの試験を確実にこなすためには非常に重要な要素となります。

特に予備校の場合は授業を受けている時は良いのですが、実習の際に自分の理解できないところを追求するあまり、ダラダラと長時間同じ科目を続けて学習してしまうことが少なくありません。

またこれがエスカレートすると夜遅くまで学習を続けてしまうことになり、悪いサイクルを生み出してしまうのです。

そのため、自分自身で時間の区切りを明確にすることと、夜遅くまで勉強をせず、早寝早起きを心がけることが受験対策には非常に重要なポイントとなっています。

(3)高い正解率が求められる医学部の二次試験

医学部の二次試験は非常に高度な応用問題が出題されることも少なくありません。

基本的にはすでに学習した公式や方程式などが理解できていれば充分に解くことができる問題となっていますが、その使い方が非常に理解しにくくちりばめられている問題が多いのが特徴です。

そのため、問題の読解力を問われることも少なくありません。

特に複数の方程式を組み合わせて利用する問題などは、その利用のポイントを誤ると誤った答えを導いてしまう結果になることも多く、これが大きな落とし穴になっています。

これに対応するためには、できるだけ多くの問題を解いて読解力を養うことと、さまざまな視点から物事を見て最適な回答方法を導き出す癖をつけることが重要となるのです。

医学部の受験にあたっては非常に高度な学力が要求されると考えている人が少なくありません。

しかし、特に国公立大学の場合には試験問題は基本的に他の学部と同じものが利用されることが多いため、基礎的な学力レベルはあまり違いがないケースが多いのです。

ただし高い正解率が求められるため、十分に問題の内容を理解し、また求められている回答を十分に想定する能力を養うことが必要となります。

単純に正解を導ければ良いと言うものではなく、その過程も充分に評価されることが多いので、日ごろから冷静に内容を理解する能力を養うことが重要となるのです。